イギリスの百貨店が子供服の男子用、女子用という区別を撤廃した件

リンク先の記事によると、イギリスの「ジョン・ルイス」という百貨店が0才から14才までの子供服について男子用、女子用というラベルを撤廃することを決定したようです。

www.telegraph.co.uk

子供のときに男女のステレオタイプを植え付けることなく、幅広い選択ができるようにすることが目的とのこと。

今後は子供服全てにユニセックスのラベルをつけることになり、それに伴って男女別の売り場も撤廃するみたいです。

さらに学校の制服も近いうちにユニセックスに切り替えるとしています。

 

この百貨店の決定に対し賛否それぞれの声が挙がっていて、

www.lbc.co.uk

リンク先のラジオトークでは、ラジオリスナーが電話で「行き過ぎたポリティカル・コレクトネス*1ではないか」と否定的な意見をぶつけ、これに対しラジオホストは「現実的にはありえない話だが、例えば政府が法律で男児用、女児用のラベル使用を禁止したとして、何か消費者に不都合があるだろうか。」と反論しています。

 

またラジオホストは賛成の理由として「本来子供が着たい服があるのに、あなたは男の子だから女の子の服はダメ、女の子だから男の子用の服は着られない」というように、親が子供の意に反して選択を諭す場面をなくすことができ、今回の百貨店の決断は子供達の服を選ぶ自由を守ることができると主張。

 これに対し電話先のリスナーは「子供服が男女別に分かれていても選びたければ男女どちらの服も買って着ることはできる」と反論しています。

 

このように賛成反対の声は様々。

ツイッターで「john lewis gender neutral」と検索しても賛成派・反対派それぞれの意見がみられます。

 

 

僕の意見

個人的な意見を言えば、子供服の男女区別の撤廃は賛成です。理由は上で述べられているように子供達の選択の幅を広げることができるからです。僕自身は性的マイノリティの人の気持ちはわかりませんが、LGBTの人たちが小さな頃から自らの性に違和感を感じていたと言う話を聞くと、子供に対して無理に男女のステレオタイプを押し付ける必要はないと思うからです。また区別をなくした時のデメリットが思いつかないというのもあります。別に花柄の服やスカートがなくなったり、怪獣やヒーローといったかっこいい服がなくなったりするわけではないですから。

 

おそらく今回の件に反対する人は、(政治的な意味よりも)本来の意味での保守の人が多いと思います。つまり革新的な(進歩主義的な)アイデアに対して、社会の変化を恐れると言う意味での漸進主義的な「保守」 的な人たち。様々な意見を見ているとそのような対立構図は見て取れると思います。

 

また学校の制服に関しては記事の「ユニセックス」がどういうことを意図するものなのか定かではないので意見を述べるのは控えます。ちなみに制服の問題は「ジェンダー」だけでなく「服装の強制/自由」「規律/自主性」といった論点があるようです。(中学校の「制服」と「標準服」、なくなってきた垣根:朝日新聞デジタル

 

 

 

最後に、子供服の男女区別撤廃に関してアンケートを貼っておきますので、よければ選択してみてください。(9月12日から10月11日まで答えられる設定にしています。)

また意見があればコメント欄に書いていただけると参考になります。

 

 

 

追記:実際のラベル表示は下の画像のように"Girls & Boys”または  “Boys & Girls”となっているようです。ちなみに以下のツイートは「時代がおかしくなっている」と否定的な意見。

参照:John Lewis Gender-Neutral Children's Clothing: Parents Divided Over Move To Bring All Lines Together | HuffPost UK

www.huffingtonpost.jp

「女子の制服、スカート禁止」は男女平等?それとも押しつけ?

*1:政治的に正しい言葉遣いや態度。偏見や差別を取り除くための言説。